宿坊体験をしてきたよ!
先日、高野山に旅行に行きまして、宿坊体験をしてきました。
泊まってみた感想などをまとめました。
お世話になった遍照光院。
高野山宿坊協会のHPからです。
https://www.shukubo.net/contents/stay/henjokoin.html
門構えが有名とのことでしたが、修繕中でした。
空海が別坊にしたという由緒ある寺院らしいです。
○予約方法
今回は、旅行会社のツアーで予約。
新幹線+南海電鉄切符+路線バス2dayパス+宿坊(1泊2食)がセットになっているものです。
ツアーといっても、個人申し込みの終日フリータイム。便利!
○宿坊体験の流れ
16時30分頃、お寺に到着。
1.事務所で簡単な受付と説明を受ける。
夕食が18時からで10分くらい前には案内にくるので、それまでに入浴を済ませるよう言われる。
2.入浴
3.夕食(18時)
精進料理。名物の胡麻豆腐もあります。
ヘルシーだけど、ボリュームあります。
4.部屋で自由に過ごす&就寝
5.朝のお勤めに参加(6時〜。本堂の案内も含めて1時間程度)
6.朝食(7時)
7.事務所でチェックアウト
○お風呂について
共用の浴場です。銭湯の小さいバージョンという感じ。お湯、ちょっと熱めでした。
シャンプー、リンス、ボディーソープは備え付けがあります。
バスタオルは1枚200円で貸してもらえます。
借りたくない場合は、部屋にある白い薄手のタオルを洗体用に使うと考えると、水気を拭くタオルは持参した方がいいかもしれません。
化粧水等のアメニティーはないので、お忘れなく!
ドライヤーは脱衣場に1個だけ。
私が入った時は他に誰もいなかったので良かったですが、混み合っていた場合や、ロングヘアで乾かすのに時間がかかるという心配がある方はドライヤーを持参していた方がストレスが減るかもしれません。
17時50分までには夕食を食べれる状態になっていないといけないので、早めにチェックインしていた方がお風呂もゆっくり入れるのでは?と思いました。
○設備等々
部屋はこんな感じでした。
広いし、こざっぱりしています。旅館みたい。
洗面台とトイレもついています。部屋にドライヤーはありませんでした。
浴衣、タオル、歯ブラシが備えられています。
テレビもエアコンもあるので、厳しい修行イメージは持っていなくて大丈夫です!
食事は別の部屋でとりました。
自販機や製氷室、電気ポットはもちろんありませんので、寝る前にちょっと水分をとっておきたい方は、部屋で飲む用の飲料の持参をおすすめします。
○写仏体験ができます。
写経、写仏体験ができます。1000円です。
事務所で言えば、半紙と筆ペンが貸してもらえます。チェックインした時に一緒に頼めば、夜、部屋でゆっくり書けます。
私は写仏を体験しました。
何枚かある用紙から1枚選ぶだけ。インスピレーションでいいんだよと言われましたので、仏様の意味などは考えず、パッと選びました。
選んだ紙に薄く描いてある仏様をなぞるだけです!
でも、意外と集中力がいります!私は50分程かかりました。
○朝のお勤めについて
読経をききます。正座でなくてもいいと事前に言ってくれます。読経中には、お焼香もあります。海外の方も参加されていましたが、お焼香はパスされていました。
早朝にあの空間にいるだけで、姿勢を正す思いがします。
○感想
お坊さんたちにお世話になるわけですので、笑顔でおもてなしされるわけではありません!
私は正直、ちょっと怖いなぁと感じてしまいましたが、母は気に入っていました。宿坊を好むかどうかは個人の感覚次第だと思います!
涼しい高野山の地で、精進料理を食べ、朝早く起きれば、生活がリセットされるような、喧騒から離れられるような感覚は味わえます。
ドライヤーやアメニティーの心配も、そーゆーところだと心構えを持っていけば気にならないかと思います。(登山やキャンプでそんなところを気にすることはないと思いますし!)
宿坊体験をさせていただいているという気持ちが大事。
やってみたかった写仏も出来たので満足しています。
宿坊体験をしたからといって、煩悩が消え去るわけではありません。
でも、日本文化や歴史に触れるいい経験になりました。