睡眠障害の疑い~経過①~
睡眠障害の疑いが発覚し、原因を解明するため通院が始まりました。
経過を記しておきます。
前回の記事はこちら。
自宅での簡易検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあり、検査入院することに。
脳波を測定して睡眠状態をみるため、病院での1泊の検査になります。
PSGと言われる終夜睡眠ポリグラフィー検査です。
脳や顔回り、おなか回りにセンサーをつけそのまま一晩眠るだけの検査です。
多くのセンサーがあり、装着・取り外しに30分はかかります。
寝返りなどは気にせずできるようですが、センサーがつながっているのでベッドからの移動は自由にはできません。
鼻の穴の下にも気流を測定するセンサーがついているので、コップからの水分補給が難しく、ストローを使って飲み物は飲みました。
私が利用した病院は、夕食・入浴・歯磨き等を自宅で済ませ18時までに病院に入るという流れ。本当に寝るだけにして行きます。
病室に案内されるとすぐにセンサー装着。
あとは眠くなったら寝てくださいというだけです。
頭のセンサーが外れないようにネットをつけたり、部分的に包帯を巻いたりされていたので、予想していた以上に動きづらさを感じました。
あとは、外れたら困ると思って自然とあまり動かないようにしようという意識が働きます。
暇つぶし用に本などを持って行ったのですが、たいして読めず。
テレビをぼんやり眺めて、22時には寝ました。
こんなセンサーだらけの状態で、こんな部屋で眠れないよ!と思っていましたが、普通に寝ました。
気になって眠れないという人には睡眠薬が処方されるようです。この検査は寝ないと意味がないので、なんとしても寝る必要があります。
病室が1人部屋なんですけど、本当に古くてちょっとギョッとするようなところでした。スタッフの方も、こんなところで申し訳ないと言ってましたが、そのせいで部屋代が安めになっているそうです。
といっても、今回の検査入院の費用は2万円程かかりました。
朝7時頃には起床し、センサーを外され、そのまま帰宅します。
入院自体はあっさりしたものです。
3週間後、検査結果が出るので結果を聞きに受診。
結果は、睡眠時無呼吸症候群ではなかった!
いびきはかいておらず、血中酸素濃度の低下もなく、無呼吸状態はない。
ただし、
脳の覚醒回数が多いこと、深い眠りといわれるノンレム睡眠がないことが発覚しました。
つまり、寝ていても脳は寝ていないということに。
これが、そもそも受診のきっかけであった主訴「日中の眠気」につながっているのでは?という見解に。
自宅での簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いになったのは、脳の覚醒回数が多い状態を無呼吸によるものでは?と判定したからではないかということです。
現段階では「熟眠障害」という診断名になるそうです。
呼吸状態に問題はないという1つの仮定がつぶせたこと、脳の覚醒回数は多いから睡眠に無呼吸以外の理由でなんらかの異常があるかもしれないと分かったことだけでも、今回のPSG検査を受けた意味はあるんだそう。
今度は、脳の覚醒回数の多さがどうして起こっているのか、他の睡眠障害の有無を調べるために違う病院に転院することになりました。
この先は、もう検査をやめるというのも1つの選択肢ではあるそうです。
眠いながらも今までそれなりに生活はできているし、例えばガンといった進行性で治療しなければ死ぬといった病気でもない。
次の検査をするにも時間もお金もかかる。
加齢とともに症状が和らぐ可能性もあるそうで。
どうするのが今後の生活にとってよい道なのか分からないというのが本音です。