睡眠障害の疑い~まとめ~
睡眠障害の疑いが出てから早4か月。
とりあえず結論が出たので、まとめたいと思います。
これまでの経緯はこちら。
転院して検査を受けるかどうか迷っていましたが、受けました。
職場に相談してしまっていたことが大きかったというか…。「何かあったら困るからはっきりさせた方がいいのでは?」と背中を押される形になりました。
1泊2日の入院です。
入院日まで8時間睡眠を続けるというのは無理なので諦めました。
睡眠日誌をつけるよう言われていたので、入院日までの睡眠時間は記録してあります。
入院初日は以前もやったPSG検査です。
日頃の起床時間から逆算して10時間睡眠になるようにされていた気がします。
私は18時頃から機械の装着が始まり19時には消灯されていました。そして、5時に起床。
途中で目が覚めたりしましたし、朝も自然と起きていました。
機械を装着されての動きづらさは前回と変わらずですが、熟睡とはいかなくとも眠れました。
PSG検査を受けることになって、あんなに機械を装着されて寝れるのかな?と心配する方もいらっしゃるようですが、寝れます。あまり気にせず受けてみてください。
入院2日後は、そのままMLST検査に入っていきます。
2時間おきに、眠りに入る時間を測定する検査を5回行います。
私は8時、10時、12時、14時、16時でした。
頭に電極をつけるので、PSGと似た感じですが、PSG程センサーはありません。
電極をつけた状態で、遮光・防音の部屋で20分間寝ます。
毎回検査後に、どのくらいで寝たと思うか、眠気を感じているか簡単なアンケートに回答します。
私は、検査結果で何か異常が出たら嫌だと強く思っていたので、寝ないぞ寝ないぞ!!と思いながら横になっていましたが…。20分間、完全に寝なかったのは2回だったと思います。寝たからといって、即、過眠症と診断されるわけではありません。
5回検査が終了すれば、そのまま入院終了です。
「ただ寝るだけの検査」、「いっぱい寝れていいね」と思われるかもしれませんが、ちょっとうとうとしたのを起こされるというのを続けるのはなかなかすっきりせず疲れました。
2週間後、結果を聞きに行ってきました。
無呼吸0、MLST検査でも異常は認められず、結論として「病的異常は何もない」ということに。
ただ、前回の検査入院結果にもあった脳の覚醒回数の多さは変わらず見られる、睡眠日誌の記録から見るとロングスリーパー傾向はあり9時間睡眠が必要ではないかと思われるとのこと。体質的なところが強く、治療をするまでではない。脳の覚醒回数が気になるなら睡眠薬を処方しますが…という話をされました。
お薬はお断りして、これにて受診は終了です。
病気ではなかったことに安堵はしましたが、約5万円の検査入院をしてまで言われることが「睡眠時間をなるべく確保してね」では割に合わないのでは?!という気持ちを持ってしまったことも確かです。
私は薬による治療を望んではいなかったので、病気ではないことを祈っていましたが、深刻に悩んでいる方はきっと診断名がついた方が過ごしやすくなるのかもしれません。
「寝てしまうのは病気のせいです」ときちんと説明できたら、誤解も減るでしょうし。
睡眠障害に関する診断はとても難しいそうで、私もこの検査入院(9月)の頃には4~6月に感じていた眠気が治まっていたのでこのような結果だったのかもしれません。眠気MAXの時期だったら、MLST検査はもっと寝てたと思います。
ひとまず、何もなかったことを職場に報告でき、これで私の睡眠障害の疑いとの闘いは終わりました。
高校生の頃から日中の眠気を感じていたこともあるので、もともと体質的に睡眠が浅い、ロングスリーパーというのを持ち合わせていたのもきっと事実だと思います。
ただ今思えばですが、今年の4~6月は結婚・転勤とプライベートでも仕事でも環境に大きな変化があった上、コロナによる自粛期間と重なり、また結婚式を開催できるかどうかも悩んでいたので無意識のストレスでいつもより眠れていない不眠状態が強く出ていたのかもしれません。
最近は、眠気が0になったということはもちろんありませんが、だいぶ改善し気にならなくなっています。
睡眠の大切さに向き合った時間となり、勉強になりました。
この期間に、睡眠の質改善で取り組んだこともあるので、また改めて記事にできたらと思っています。
最後に、私はこの期間、「眠くなるなんて誰にでもあることだよ~」「気にしすぎなんじゃない?」「そんな風には見えないけどな~」と言われるのに歯がゆい思いを持っていました。
眠くなるのは誰にでもいつでもあることなのは確かだけど、自分の実感として(これ、いつもと違うぞ?)と思っていたからこその受診だったのです。
「ちょっと眠いくらいで検査入院までしちゃって大げさな」と受け取られた方もいるとは思います。
でも悩んでいたんです。
診断結果からいっても、お金と労力をここまでかける必要はなかったかもと自分でも思います。
でも、睡眠に関する不安が消えたことでだいぶ安心はしました。
あの人いつも寝てばっかりという周囲の目や、眠いけど眠いくらいで病院に行く必要はないという自身の思い込みで、なかなか適切な処置までたどりつける人はいないのではないかと思います。
今回の私の経験が、睡眠に悩む人の参考になったらいいなと思います。